放置してて大丈夫?これってネズミの足音?自分でできる対策は 2023 8/28 害獣 2023年8月28日 家でいつものように過ごしていると、天井裏から音がするのを聞いたことはありませんか? 姿が見えないのにそんな音がしたら、ネズミが住み着いているんじゃ…なんて心配をされる方も多いと思います。 今回は【ネズミの足音がしても放置して大丈夫なのか?】について解説していきます。 目次天井裏のネズミは、放置するといなくなる? 天井裏の異変(足音や異臭)は放置しておけば治まる?という疑問に対してですが、結論から言うと…… ”治まりません” ネズミは、集団で縄張りを作って行動する習性があります。小さい動物ですし、数が少ないうちは気になりませんが、天井裏から足音が聞こえてくるといった状態のときは、すでにかなりの数になっている可能性が高いです。 数が増えるということは、ネズミにとって居心地がいい証拠。そのまま放置していると、さらに数が増え、被害もどんどん拡大していきます。 ネズミは1匹いれば20匹、30匹といます 先述したように天井裏から音が聞こえるということは、すでに多数のネズミが一帯を縄張りにしていると考えるべきです。 天敵が多いネズミは、自然界では音を立てず静かに暮らしています。にもかかわらず、音が聞こえるということはこの家は安全だとネズミが安心していると思っていいでしょう。 ネズミは半年ほどで環境に慣れ、音を立てて走り回ったり、室内にまで姿を現すようになるなど、大胆な行動にでるようになります。またネズミは、半年で約15匹~21匹ほど出産します。 ネズミを放置すると、どんな被害があるの? では数が増えることでどんな被害があるかというと、大きくは次の3つです。 衛生的な被害 経済的被害 ネズミは用水路や下水管の中を移動するため、体毛には感染症の原因にもなるノミ・ダニが付着しています。 そんなネズミが室内を移動し始めると、どうでしょう?お部屋の中にノミやダニ、病原菌が持ち込まれることになり衛生的な影響が出始めます。 ネズミは前歯を研ぐ動物です。そのため被害を見ると天井裏の梁や柱に歯を研いだ跡を見つけることがあります。 しかしネズミが齧るのは木材だけではありません。場合によっては電気配線を切断してしまい、稀ですが停電してしまうこともあります。 ネズミは、自分で駆除できるの? ネズミ程度であれば、自分で駆除したほうが出費を抑えられます。最近ではホームセンターや通販でもネズミ対策グッズが販売されているので、手軽に害獣対策できる時代になってます。 ただし専門知識がなければ、毒エサやトラップをいくら使っても効果は出ません。しっかり駆除できなければ、結果的にネズミを根絶することはできず、長期的に被害に悩まされてしまうケースも出てきます。 実際に被害が広がる前と重症化した後では業者の駆除費が3倍ほどになりますので、早めに相談だけでもしてみるといいかもしれません。 駆除の相場はいくらなの? 「専門の駆除業者に頼むと、結構お金がかかるんじゃ……」という心配をされている方も多いのではないでしょうか。 弊社では被害状況を調査後、ネズミの駆除にかかる費用についてご提案しています。そのため調査前に決まった価格を提示することはできませんが、坪数などから簡単に見積もりをする業者と比べて確実にお安くご対応いたしております。 業者に相談する場合、必ず現地調査を求められます。 その際、床下をや天井裏を調査せず見積もりを提示する業者は、割高になると思っておいたほうがいいでしょう。 ネズミの退治・駆除方法 忌避剤(スプレー、くん煙剤等)でネズミを追い払う (環境的駆除)ネズミが嫌がるニオイを出す忌避剤(きひざい)を使用し、ネズミの住みにくい環境にします。既に侵入しているネズミの追い出し、新たなネズミの侵入防止に向いています。 ・スプレータイプネズミに直接スプレーして追い払うもの、予めネズミの現れそうな場所にスプレーし、近づかせない効果をもつ商品もあります・蒸散(くん煙)タイプ蒸気(霧)や煙で広範囲、すき間に忌避成分を拡散させます。即効性があり効果は数日間持続します。人が生活する場所で使用する際は、火災感知器や電子機器、子供のおもちゃ、食品等にかからないよう、カバーして下さい。また、使用中は人もペットも入室出来ません。使用後は十分換気して下さい。・設置タイプ(置型)一定期間ネズミの嫌がるニオイ(成分)を出すタイプです。一度追い払ったネズミを再度侵入させないための予防に向いています。スプレータイプや蒸散タイプと比べ、効果は長持ちしますが、風通しが良い場所ではニオイが拡散して効果があらわれにくくなります。 超音波・電磁波で追い払う 超音波・電磁波によってネズミにストレスを与る空間を作り、他の場所へ移動させます。超音波は設置した室内、電磁波はコンセントを通じて壁裏の配線周辺の広範囲に作用します。 侵入してきたばかりのネズミにも、効果が現れるまで時間が掛かります。追い払った後は、出入口を塞いで下さい。 他に逃げ場がない場合や、エサが豊富にある場合は、我慢してでも居続ける事があります。 逃げ出したネズミが別の部屋へ移動することもあります。 効果があらわれるまで、他の対策と併用する事をお勧めします。 ネズミを捕獲する ・捕獲器(捕獲カゴ)による方法ネズミの食べ慣れているもの(実際に被害にあった食べ物など)をエサとして使い、ネズミの通路や出入り口近くの物陰などに仕掛けます。・粘着シートによる方法粘着シートは、なるべく多く、隙間なく設置するのがコツです。ラットサインがある場所は重点的に設置してください。 毒エサにより駆除する ネズミの好むエサに毒エサ(殺そ剤)を混ぜて、食べさせます。速効性のある物と、すぐに効き目があらわれず、ねずみが気付かずに何度か食べることで効果のあらわれる物があります。 毒エサに慣れさせるため、設置した場所は数日程そのまま様子をみてください。また、毒エサを置く場所に、始めの数日は毒エサを置かず、エサとなる物だけを置く事や、毒エサにエサとなる物やピーナッツバター等を混ぜる事も有効です。 ※殺そ剤の取り扱いには十分ご注意下さい。 ネズミの通路を塞ぐ ネズミの侵入口を、防鼠パテや金網などを使用して、物理的に侵入させないようにします。通気口、排水口、戸袋、配管の隙間などが主な侵入口です。穴を塞ぐことが出来ない場合は、ネズミ用のまきびしを撒いて警戒させる方法もあります。 ・防鼠パテ通常のパテにカプサイシン等の忌避成分を混ぜています。かじると嫌な味がします。設置する際は、手に忌避成分が付着しますので、ビニール手袋等で作業して下さい。手に付着した場合は、石鹸でよく洗い流して下さい。・防鼠板ネズミが噛みきれない金属や固い樹脂で出来た板を、侵入口に取り付けて、侵入を防ぎます。・防鼠金網ネズミが通れない目合の金網を設置します。通風口など空気の通りが必要な場所に最適です。柔軟性があるので、金網を丸めてパイプに詰め込み、パイプからの侵入を防ぐ方法もあります。・忌避テープ、塗料カプサイシン等の、かじると嫌な味がする成分が含まれています。電気配線に使用すると、かじりによる断線を防ぎます。 ネズミをはじめ害虫・害獣の被害は、早急にご相談を! ネズミの被害の放置は絶対NGです。1日でも早い対応が必要です。 無料のご相談も可能ですので、気になった方はトップページよりお問い合わせください。 害獣 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! プロが徹底解説!意外と見分けがつかないトコジラミとダニの違いとは? 絶対に放置しないで!?秋に発生するアリの駆除方法と対策についてプロが徹底解説 関連記事 被害に遭う前に必ず対策を。都会にも増えてきたハクビシンの実態とは? 秋の害獣から家庭菜園を守る方法をプロの目線から徹底解説 【秋の害獣対策】意外と知られていない秋に注意すべき害獣と対策について